うつ病の人が身近に居る場合、周囲の人はとにかく励ましがちです。しかし、当人にとっては既に頑張っているため、あまり励まされてしまうとかえって心苦しくなってしまうことがあります。よく言われていることは、うつ病の人に頑張れという言葉を言ってはいけないということです。周囲に居る人たちは、しつこく励まさないように気をつけましょう。では、どのように接すればいいのか、悩んでしまう人も居るかもしれません。うつ病の人は既に頑張っているので、ただ寄り添うようにしましょう。例えば、精神科や心療内科への受診をためらっているようなら、付き添ってあげるなどの気遣いをしてみるのもいいかもしれません。もちろん、当人に付き添ってほしいと言われたら、快く承諾しましょう。また、うつ病の人の症状について把握しておくことも大切です。というのも、人によって症状は違うからです。気分の落ち込みが激しく、自身を責めてばかりの人も居ます。逆に、テンションが上がって仕事を頑張り過ぎてしまう人も居ます。どちらにしても心身に支障が出てしまうことが多いため、周囲の人たちはそこにいち早く気づいてあげられるようにすることがポイントです。特に、過食症や拒食症といった目に見える症状には気をつけてあげましょう。体重の増加や減少が著しくなった場合、症状が進行していることがあるからです。また、うつ病になってしまうと、早く仕事に復帰しなくてはいけないと焦ることで、さらに症状がひどくなってしまうこともあります。周囲の人たちは焦らないように安心させてあげましょう。会社ともよく相談をすることが大切です。最近は、うつ病の人に対する配慮がなされる風潮になってきています。会社側も傷病休暇を取らせてあげるなどの気遣いをしてくれることが多いので、これなら安心です。焦ることなく、治療に専念しましょう。実際に仕事のストレスがなくなることで症状が改善することはよくあります。それから、環境を変えてみるのもいいかもしれません。人によっては環境を変えることで症状が落ち着くこともあります。